Regional Task Force

NPO法人 リージョナルタスクフォース

2015年度の活動概要

   

2015年度(2015年1月1日~12月31日)は、日米欧の先進国企業(メーカー・電力・通信・金融・商社・コンサルティング会社)の有する革新的技術や金融の知見を、インドネシアなどの東南アジアやインド等のその他のアジア諸国政府機関に積極的に共有するとともに、新興国政府機関・アジア開発銀行(ADB)幹部と先進国民間企業の実務レベルで交流を促進することに力点を置き活動してまいりました。具体的には3つの大きなプログラムをADBと共同で実施しました。

  1. アジア・リーダーシップ・プログラム(ALP2015の開催

RTFは、日本政府環境省とアジア開発銀行(ADB)と協力して、3月2日(月)~7日(土)にかけて、東京都内のアジア開発銀行研究所(ADBI)にて、「アジア・リーダーシップ・プログラム(ALP)2015」を開催いたしました。同プログラムでは、アジア・太平洋地域の国から大臣級及び局長級の方々を日本に招聘し、持続可能な開発及び気候変動分野において、優れたリーダーの見識・経験を民間企業共有することにより、当該分野における政策課題を解決していくことを目的として、政策・金融・技術の3点に焦点を当てた議論を行いました。RTFは、会員企業を動員し、会員企業の有する技術の品評会を実施しました。また、会員である株式会社東芝様のご好意で、同社未来科学館へのツアーを実施し、幹部との交流を深めました。

. ナレッジ・パートナーシップ・プログラム2015の開催

日本政府は、本年1月29日に産業競争力会議が決定した「成長戦略進化のための今後の検討方針」の中で、インフラシステム輸出等の海外の成長市場の取込みをより一層推進されていくことを明言されています。

一方、アジア開発銀行(ADB)は昨年4月に発表した「ADBの戦略枠組みに係る中間見直し(MTR)」の中で、アジア・太平洋地域の加盟途上国への革新的なテクノロジーの移転を、政府機関や民間企業等とのパートナーシップにより、積極的に進めることとしています。

特に、エネルギー・交通・水道・都市セクターにおける、災害に強く、スマートなコミュニテイの開発は、ADBの重点施策のひとつです。このような視点から、日本等の政府機関に加え、民間企業様をお迎えして、一緒に途上国政府機関等への革新的な技術や金融に関する知見の深化を通じた能力開発を図るための会合、ナレッジパートナーシップフォーラムを本年5月19-20日にフィリピン国マニラにあるアジア開発銀行本部で開催しました。

このフォーラムの実施にはRTFが主体的に関与し、エネルギー・交通・水道・都市セクター等の30名程度の途上国政府高官や、100名程度の当該分野のADBスタッフに加え、30名程度の先進国政府関係者や150名程度の民間企業の方にご参集いただきました。

また、このプログラムを通じADBとRTFは、このイベントを単発で終わらせるのでははく、途上国の能力開発に向けて、対等なパートナーとして、持続的な関係深化の工夫をしていくことで意見一致を見ました。RTF会員企業の皆様にはADB中尾総裁と直接ご交流いただきました。

  1. インドネシア・ナレッジ・ワークアウト

RTFは、ADBと協力して、本年10月9日にインドネシア政府エネルギー鉱物資源大臣とのワークショップをジャカルタのマンダリンオリエンタルホテルにて開催いたしました。この中で大臣からは、民間企業の革新的技術と革新的金融を動員して、インドネシアでクリーンエネルギーを普及させるプラットフォームとなるセンター・オブ・エクセレンス(COE)を創立したいと表明されました。

この表明を受けて、12月8-10日にRTFとADBは共同で、民間企業と政府の交流を深め、COEのあるべき姿を議論するワークアウトを開催いたしました。ADB幹部からは、「インドネシアCOEなどでのRTFの役割とADBとの関係性を明確化するため、ADBとRTFとの間で、協力契約を調印したい」との意向が示されました。

こうした3つの基幹プログラムに加え、RTFは2015年に日本で4回ADB幹部職員とRTF会員企業の交流会を開催し、知見交流に務めました。

 

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